②コンビニ経営の目標が決まったら作戦を立てましょう
ちゅんちゃりのコンビニ経営ブログに起こし頂きましてありがとうございます!
今回は「目標が決まったら作戦を立てましょう」というタイトルで記事を書きたいと思います。
コンビニ経営のロードマップの記事に番号を振りました。①からご覧頂くと内容が伝わり易いかと思います。
①の記事はこちら
ちゅんちゃりは最初に2年で3店舗の目標を立てました。
その目標に沿って準備をし、3店の出店をするための作戦を立てました。
1店舗のみで経営していくと決めた場合
この場合で重要なのは、とにかく日商の良い店舗を引き当てる事です。
作戦とは言えませんが納得のいくお店が見つかるまで絶対に妥協しない事です!
何店も案内を断ったりすると罪悪感が芽生えたり、次の案内が来ないんじゃないかって思いがちですがそんな事はありえません。
どこのチェーンも新規の加盟者の獲得はチェーンの成長のために不可欠です。
だって既存の加盟者さんもいつかは年を取ってお店を手放す日が来ますから。
加盟者が減るばかりでは成り立たないので、新規加盟者さんは本当に大切です。
加盟チェーンと契約形態にもよりますが、だいたい1日の売り上げが加盟チェーンの平均日商もあれば十分に利益が残せると思います。
もし最初に低い日商の店舗で加盟してしまうとかなり厳しい経営になります。
使える経費が限られているので、夫婦2人でシフトに入り続けなければ生活もままならない状況もありえます。
その場合は、複数店経営に考えを切り替える必要も出てくると思いますが、2店舗目の初期費用の捻出も難しくなりますし、精神的な疲労から2店舗目を考えられなくなってしまう可能性もあります。
ちなみに、もし契約前にチェーンの平均日商を越えるようなの売り上げが見込めて、近くに競合店の出店するような場所がない店舗が経営できそうであれば、1店舗のみの場合は多少無理してでも契約形態は上の契約にするべきです。
理由は本部のフィー(本部の取り分)の仕組みにあります。
加盟金の安い契約では、利益が上がるほどフィーも上がっていきます。
逆に契約形態が上にいくとフィーが下がっていくようにできています。
一度契約すると本部の定める期間が来るまでは契約形態の変更はできません。
しっかり最初に利益の計算と初期費用を把握してから契約形態を決めましょう。
2店舗以上の複数店を目指す場合
この場合はまず加盟チェーンをどこにするかと資金の捻出をどうするかを考えなければいけません。
ここでちゅんちゃりが加盟前に考えた作戦を書いてみたいと思います。
①加盟チェーンをどこにするか?
ちゅんちゃりが加盟チェーンを決定する時に最も重視したのは、すぐに複数店がやらせてもらえて、経営できる店舗が自分の住む地域にあるか、という点です。
当時最もチャンスがあったチェーンは「ファミリーマート」でした。
ファミマの統合で何が起こっていたかというと、店舗の再編と加盟者の契約変更です。
サークルKサンクスのオーナーさんの中には、少なからずサークルKサンクスだから経営していたという方がいらっしゃったはずです。
加えて統合の時に契約を更新するかどうかを選択できた事も知りました。
その結果店舗に空きが出てくる可能性があると考えました。
この記事をお読みの今、コンビニ業界がどんな構図になっているかはわかりませんが、複数店を経営するのであれば、状況を分析して空きの店舗があるかどうかを調べてから加盟チェーンを決定する必要があります。
ちゅんちゃりは説明会で必ず開発担当に
「地域に新店の予定がどれぐらいあるか、契約満了などの理由などで店を手放す事を考えている加盟者さんはいるか」
を質問していました。
無知でいってしまうと、複数店ができる可能性が低くなるばかりでなく、加盟者がつきにくい店舗の紹介を受ける事にもなりかねません。
②開店資金をどうするか?
私事ですが、ちゅんちゃりは加盟時にはほとんどお金を持っていませんでした。
子供が生まれたり、引っ越しをしたりでかなりの金欠でした( ;∀;)
全てをかき集めてかろうじて1店舗を一番下の契約形態でやれるかどうかしか資金はありませんでした。
しかし作戦があったので2店まではほとんど借入をせずに出店できる確信がありました。
2店舗目までの経営なら1店舗目の費用だけでできる可能性が高いです。
その意味は、1店舗目の経営が良好ならば、2店舗目は1店舗目の利益等で捻出できる、という意味です。
ちゅんちゃりはそれがどれぐらいの金額になるかを計算した上で不足分だけ借入をする事にしましたが、1店舗目のシフトを入りまくったおかげでなんとか自己資金で用意できました。(その代わり育児ができなくて妻を怒らせましたが、、、。)
詳しく説明したいと思います。
1、コンビニは会計上資産が貯まっていく
コンビニの月の利益の配分について少し触れたいと思います。
営業の総利益からまずは本部のフィー、経費、加盟者に入る分を差し引きます。
その後、本部の補填金(セブンでしたら80%のロス負担や奨励金など)を足してその残りが全て加盟者に入るわけですが、加盟者に入るだけであって、全て現金化する事は最初はできません。
残った利益はひとまずストックされます。その中から決められたパーセンテージを定期的に引き出す事ができます。
どうしてそうなっているかというと、赤字の月が出たら赤字分がそのストックから減る事で月の加盟者の取り分が捻出されるようになっているからです。
説明が長くなってしまいましたが、2店舗目の出店の際にそのストックが貯まっているならそれを移動という形で支払う事もできます。
コンビニ経営に携わった事がないと利益計算は難しいと思います。
また違う記事でその計算方法はご説明したいと思います。もし質問があればお問い合わせを頂けたらお答えしたいと思います。(他のご質問も待ってます!!)
2、新規個人事業主は2年間の消費税の免除が受けられる
国の制度で、新規個人事業主は2年間の消費税の免除が受けられます。
事業が軌道に乗るまでは消費税は免除するので頑張ってくださいね、という制度なんですが、これがかなりの金額になります。
ちゅんちゃりの店舗は3月オープンでしたが、12月までで60万程度になりました。
これが2年あるのでかなりの金額になります。
※減免が受けられるのは事業開始月から2年ではなく、開始年度のその月から2年になります。3月オープンなら初年度3月~12月までと次年度の1月~12月となります。
これかなり資金として使えます。
ちゅんちゃりが出店を急いだ理由はここにあります。
免除期間に店舗が増えればその分だけ消費税も増えます。
しかし、消費税の免除にも注意が必要な点があります。
その消費税は所得として計算されますので、確定申告の際には申告が必要となります。
次の年に来る所得税や住民税、国民健康保険が高くなりますのでそれも頭に入れて資金繰りが必要になります。
まとめ
①1店舗のみでずっと経営するならとにかく高日商に当たるまで妥協しない。
②複数店を目指すなら、どれぐらいの期間で複数店をやらせてもらえるのか、やれそうな店舗が希望する地域にあるのかをはっきりさせる。
③資金計画を計算に基づいて立てる。
今回の記事は以上になります。
これはまだ作戦の本当に最初の最初です。これからまだまだ書いていきますので、是非引き続きご覧ください。
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