これからコンビニ経営をお考えの方へ
コンビニ経営ってどんな感じ?
皆さんコンビニ経営についてどのようなイメージをお持ちでしょうか?
多くの方はあまりいいイメージを持っていらっしゃらないのではないでしょうか。
お店は常に人手不足でオーナーは長時間労働を強いられて疲れ切っている、
本部が利益の大半を持っていくので全然儲からない、本部の担当が発注や店舗の事に細かく口出ししてくるので自由がきかない、
近くに他チェーンの出店があったり、同じチェーンでさえドミナント戦略によって近くに出店してくるので売り上げは下がる一方、こんなイメージが強いのではないでしょうか。
実際にコンビニを経営してみて、その通りだなと思う事とそうでない事がありました。
お客様もいつも通りご来店いただけて、スタッフもたくさんいてくれる、経費も上手くコントロールできて本部の提案も前向きに取り組めている。そんな経営が安定している時もあります。
その反対にシフトが穴だらけで上手くお店が回っていない、なんとなく不安を感じたり、苦しいと思う時もあります。
そんな時はお客様にも伝わってしまうのか、なんとなくご来店も少なく、廃棄も増えるので本部からの提案にも消極的になってしまう時もあります。
正直な所コンビニ経営はそんな毎日の繰り返しです。
コンビニ経営は難しいか?
はっきり言ってコンビニ経営自体は難しくはありません。
なぜなら全て本部が用意してくれるからです。
当たり前ですが、発注すればおにぎりも弁当も1日に数回きちんと納品されます。
店頭の端末では様々なサービスがあり、チケットの発券からAmazonの代金支払い、
店頭受け取りからメルカリの発送までなんでもあります。
個人でこれらのサービスを用意するのは至難の業です。
また、店舗ごとに担当の本部社員がきまっていて、本部の意思や施策の伝達や店舗で発生するトラブルの解決まで手助けしてくれます。
商店として個人で店舗展開するよりははるかに簡単といえるでしょう。
ただ一つ難しいのは人の管理です。
コンビニは24時間経営なので自分ひとりでは経営できません。
店舗の売り上げにもよりますが、およそ10人程度のスタッフが必要となります。
そのスタッフを集めて、シフトに穴が空かないようにうまく配置します。
その上で各スタッフの能力に合わせた仕事を割り振って、店舗が円滑にまわるように働いてもらいます。
私はこれが一番難しいと考えています。
人手不足や人間関係などの様々な要因が絡んでくるので、一度バランスが崩れてしまうとなかなか元通りには戻せません。
また、スタッフの関係は本部も力を貸してはくれません。
もちろん求人の相談にのってはくれますが、よほどの事がない限りは直接シフトの手助けはしてはくれません。
これはコンビニ経営で最も重要な事なので、この点は常に注意して経営するようにしています。
人の管理が上手にできていれば強いお店が作れます。
1日のコンビニ業務は?
大まかに分けると次の業務があります。
① 接客
② 発注
③ 清掃
④ 売り場つくり
もちろんこれ以外にも業務はありますが、ざっくり分けるとこのような業務が中心となります。
この業務を毎日時間ごとに細分化して行います。
例えば月曜日は9時に出勤したスタッフはトイレと店頭を掃除した後、新商品を並べて販促物をつける。
15時に出勤したスタッフは売り場の補充をした後でお菓子の棚清掃をする。
18時に出勤のスタッフはレジ周りやたばこを補充しながら油を交換したり、床の清掃をする。
22時に出勤したスタッフは揚げ物の什器などを洗った後に発注をする。
といった感じです。
だいたいは店舗で作成したワークスケジュールに沿って行われます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
この記事でお伝えしたかったのは、おそらく皆さんの抱いているコンビニのイメージは、全てがそうではないが一つ間違うとそうなりえる、コンビニは決して難しくはない、スタッフの管理がきちんとできる事が重要という点です。
やってみないと分からない事もありますが、やる前に知っておく事で物事が円滑に進む事もたくさんあります。
そんな役に立つ情報を書いていけたらと思います。
つたない文章を最後まで読んでいただきありがとうございます。
あなたと私のコンビニライフがより良いものになるように元気出していきましょう!